ChatGPT APIは、OpenAIが提供する大規模言語モデルのAPIです。この記事では、ChatGPT APIの料金について詳しく解説し、使い方や費用を抑えるポイントを紹介します。初めてChatGPT APIを利用する方にとって、このガイドは非常に役立つでしょう。
目次
料金を払うChatGPT APIで主に可能なこと
ChatGPT APIは、AIチャットボットの機能をアプリやサービスに統合するためのAPIです。ChatGPT APIを利用することで、テキストの生成、翻訳、要約などのさまざまな機能を活用できます。
企業はChatGPT APIを使って、既存のサービスとチャットを連携させたり、自社サービスの機能を拡張したりすることが可能です。
具体的に言うと以下の機能を持つシステムを開発できます。
–料金を払うChatGPT APIで主に可能なこと–
●自動応答
●文章作成
●翻訳
–
ChatGPT APIで開発できるシステムについて次の見出しから解説します。
自動応答
ChatGPT APIでは自動応答が作成できます。
企業や公的機関などで、チャットボットで質問に答えてくれるコーナーを見たことがあるかもしれません。
このようなシステムをChatGPT APIでは作成できるというわけです。
また顧客やユーザー向けではなく、組織内でも自動応答を通じて情報を共有することもできます。
このように、ChatGPT APIで自動応答システムを作成できることを押さえておくと良いでしょう。
文章作成
ChatGPT APIでは、以下の文章を作成できます。
–ChatGPT APIで作成できる文章のタイプ–
●インタビュー
●コードの解説
●社内メモ
●授業や講義のプラン
–
それぞれの詳しい解説については、OpenAIの公式サイトをご覧ください。
Examples – OpenAI API
さまざまな状況に応じた文章を生成できるので、使い勝手が広がります。
このように、ChatGPTのAPIでは文章作成が可能です。
翻訳
ChatGPT APIでは、以下の翻訳機能が利用できます。
–ChatGPT APIで利用できる翻訳機能–
●自然言語テキストの翻訳(いわゆる「翻訳」)
●自然言語→SQLクエリ
●テキスト→絵文字
–
単に外国語の翻訳にとどまらない多くの翻訳が可能です。
このようにChatGPT APIでは翻訳ができます(詳細はOpenAIの公式サイトをご覧ください)。
Examples – OpenAI API
ここまでご紹介してきた機能以外にもPhytonのバグ修正や長所・短所分析なども利用できるようになっているので、上記の公式サイトからチェックしてみてくださいね。
【デメリット】ChatGPT APIで注意すること
ChatGPT APIは、ChatGPT(Plus含む)を利用する場合と同じような点に注意が必要です。
–ChatGPT APIで注意すること–
●内容が誤っている可能性がある
●個人情報を入力しない
–
ChatGPT APIでの注意点を次の見出しから解説します。
内容が誤っている可能性がある
ChatGPT APIを利用して導いた回答は、誤っている可能性があります。
出処となった情報そのものが間違っていたり、何らかの原因で正しくない情報を回答として生成することがあったりするからです。
利用者はChatGPT APIの情報を盲信せず、開発者側も開発の段階でエラーが生じないようにする必要があります。
このようにChatGPT APIの情報だからといって正しいとは限らないことに注意したいものです。
個人情報を入力しない
ChatGPT APIにおいても、個人情報を入力しないようにします。
ChatGPT APIを通じて自分の入力した情報が流出する可能性があるので、入力の際は機密性の低い情報を扱うことが必要です。
個人的な情報を扱う場合、特定されないようぼやかしたり支障のない範囲で内容を変更したりといった工夫が有効かもしれません。
このようにChatGPT APIでは個人情報の入力は避けるべきでしょう。
個人を特定できるような情報を書いてしまうと身バレのリスクも出てくるので、ブログを敬遠する人もいます。
しかし、正しく対策すれば危険の度合いを下げて情報発信が可能です。
ブログで自分の好きなことや知識のあることなどを発信したい方は、以下の記事をぜひチェックしてみてくださいね。
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【無料でも使える】ChatGPT APIの料金体系
ChatGPT APIの料金は、利用するトークンの量に応じて算出されます。トークンとは、GPTがテキストを理解するために使用する単位です。
料金は以下のように定められています。
GPT-3.5 Turbo | GPT-4 Turbo |
---|---|
・入力:0.0015ドル ・出力:0.002ドル |
・入力:0.03ドル ・出力:0.06ドル |
また、ChatGPT APIにユーザー登録をすると5ドル(18ドルとの情報あり)分のクレジットが無料で付与されます。これによって、初めての利用では無料枠内でもAPIを試すことが可能です。
なお英語と日本語ではトークンの数え方が異なるので注意しましょう(後述)。
こんな方は以下の記事をご覧ください。
ChatGPT PlusはGPT-4を搭載したAIツールで、ChatGPTに搭載されているGPT-3.5よりもさまざまな機能を利用できます。
記事執筆やプログラミングなどクリエイティブな仕事をしている方や事務作業が多い方などにもおすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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ChatGPT APIの料金を抑えるポイント
ChatGPT APIを効果的に活用するために、料金を抑えるポイントを紹介します。
–ChatGPT APIの料金を抑えるポイント–
●過去のやり取りをすべて含めない
●APIの利用を上限設定する
●質問はなるべく簡潔にする
●英語でリクエストを行う
●ChatGPT APIの利用範囲を考える
–
ChatGPT APIは便利なサービスですが、従量課金制なので使い方には注意が必要です。
ChatGPT APIの料金を抑えるコツを次の見出しから解説します。
過去のやり取りをすべて含めない
ChatGPT APIの料金を抑える1つ目の方法は、過去のやり取りをすべて含めないような設定にすることです。
過去のやり取りがトークンとしてカウントされてしまうので、APIに含む過去のやり取り回数に制限をかけることをおすすめします。
0にしてしまうと参照データがなくなるので、messageパラメータで2〜4程度に設定すると良いでしょう。
このように、ChatGPT APIの料金を抑えるには過去のやり取りを最小限にとどめます。
日本語ではなく英語に翻訳してAPIリクエストを行うことで、トークン消費量を減らすことができます。
APIの利用を上限設定する
ChatGPT APIの利用上限を設定すると、予算を守ることが可能です。
具体的にはmax_tokensで応答の量を減らせばトークンの量を減らせるとされています。
複雑で長めの回答を要求する場合は特に有効なので、ぜひお試しください。
このように、ChatGPT APIの利用上限を小さくすれば料金を抑えやすくなります。
質問はなるべく簡潔にする
ChatGPT APIの料金を抑えるためには、質問を簡潔にすることも有効です。
質問の文章が長くなると入力のトークンがそれだけ多く消費されます。
条件を指定する場合も、少ない単語でシンプルに質問すると良いでしょう。
このように、ChatGPT APIでは質問を簡潔にまとめると料金ダウンにつながります。
英語でリクエストを行う
ChatGPT APIでは英語でリクエストを行うと料金を安くしやすくなります。
英語でのリクエストが推奨される理由は、トークンという仕組みにあるのです。
英語では1語=1トークンの数え方ですが、日本語では漢字1文字でも最大3トークンほどかかります。
目安としては日本語が1万字書くと900円以上を費やすことになるので、大量のコンテンツ生成に役立てたい場合は高くつくでしょう。
したがってChatGPT API利用時は英語でリクエストしたほうが良いというわけです。
さまざまな翻訳アプリやサイトを駆使するなどして、なるべく英語でリクエストをしてみましょう。
このように、ChatGPT APIでは英語の利用も日本語より安上がりでおすすめです。
ChatGPT APIの利用範囲を考える
ChatGPT APIは非常に便利なツールですが、すべての要件に対してAPIを利用する必要はありません。
自社や自身のニーズに合わせて、どの機能をAPIで利用するかを検討しましょう。
例えば自動化すれば労力が減らせるような業務(カスタマーサービス・スプレッドシートの表作成など)はChatGPT APIの利用が検討可能です。
必要な機能に絞って利用すれば費用を抑えることができます。
料金を払うChatGPT APIの使い方
ChatGPT APIを使うためには、まずOpenAIのサイトにアクセスしてアカウントを作成し、APIキーを取得する必要があります。APIキーを取得したら、APIを呼び出すためのエンドポイントを設定し、必要なパラメータを指定します。具体的な使い方やコードのサンプルは、OpenAIのドキュメントやチュートリアルを参考にしてください。
①アカウント作成
ChatGPT APIを使いたい方は、OpenAIのアカウントを持っていなければOpenAI公式サイトにアクセスしてください。
続いて「Get started」をクリックすればアカウントを作成できる画面に遷移するので、指示に従って進めると良いでしょう。
②APIキーの取得〜利用へ
ChatGPT APIを使うなら、アカウント作成に続けてAPIキーの取得が必要です。
「+ Create new secret key」をクリックするとAPIキーが発行されるので、保存してください。
保存したらPhytonなどのプログラミング言語で利用してみましょう。
このように、ChatGPT APIは簡単に利用を始められます。
【まとめ】ChatGPTのAPIは料金に注意しよう
ChatGPT APIは、OpenAIが提供する大規模言語モデルのAPIであり、使いやすさと低料金が魅力です。この記事では、ChatGPT APIの料金と使い方、費用を抑えるポイントを紹介しました。ChatGPT APIを上手に活用して、自社・自身のアプリやサービスを強化しましょう。
ChatGPT APIの導入に関するさらなる質問や相談は、OpenAIの公式サイトで提供されているサポートを利用してください。
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