面接では人間性がものを言う
足元をすくわれないために
前回は、面接の際に、最も簡単に使えるテクニックをお伝えしました。
簡単に言うと、「アピールし過ぎないことが大事」という話でしたね。
「出る杭は打たれてしまうので、謙虚な姿勢で面接に臨むことが大事」というお話をしたかと思います。
基本的な話ではあるのですが、実は「わかっているようで、わかっていない」という方が多いんですね。
普段は、謙虚な姿勢など、一切持ち合わせていないのに、いざ面接になると、自分のことをやたらと良く見せようとする方は、とても多いです。
しかし、慣れないことをすると、些細なところにボロが出てしまいます。
自分では「面接でのやりとりは完璧だったな」と思っていても、「実は面接官に見破られている」ということが多々あるんですね。
面接や願書にも、そういったボロが出てしまうことはありますが、面接の前後にミスをしているという方も、非常に多いです。
藤崎がこれまでに参加してきた学校説明会や、入試当日の様子を見ているだけでも、随分と周りの方たちのボロを見つけてしまいます。
例えば、試験会場の受付でのやりとりや、学校内で人とすれ違った時のちょっとした挨拶なんかがそうですね。
服装や立ち居振る舞いを少し見ただけで、
「この人はだらしない人だな」
「相手のことを考えず、自分のことしか考えていないな」
なんてことがすぐにわかります。
面接官としての経験がない藤崎でさえ一目瞭然なのですから、何人もの志願者を見定めてきた面接官なら、なおさらです。
面接ではとても礼儀正しく、ハキハキとしているつもりでも、小さなところに違和感を感じるのが面接官というものです。
また、面接会場を出た途端に、気を抜いてしまう人も、かなり多いですよね。
一歩、面接の会場を出ると人が変わるというパターンです。
こういう人は、思わぬところで足元をすくわれます。
些細なところに人間性が現れる
・本質は細部に出やすい
藤崎の場合、学校説明会や入試当日は、家を出る時から「面接官に見られている」という心構えを持つようにしています。
先ほどもお伝えしたとおり、面接の時だけ、自分を良く見せようとする人が多いからです。
面接官も、そんなことは百も承知です。
なので、できるだけ普段の言動に近いものを見たいと考えているんですね。
つまり、面接の時だけしっかりやればいいという問題ではないということです。
学校説明会や試験当日に、一見、試験に関係の無さそうな人とすれ違う時でも、しっかりと対応する必要があります。
その人が、どこで試験に関係しているかわかりませんからね。
「面接の裁量権を持っている人と関わっている」ということも、十分に考えられます。
そういった時に、「さっき、とっても失礼な人がいたんですよ。実は・・・」なんて話をされる可能性がないとは言い切れないということですね。
特に、小学校受験に合格すると、最低でも6年間は学校と家庭が関わっていくことになります。
なので、「厄介な家庭は入学させたくない」と思うのは学校側の心理としても、当然です。
この意識が強い学校ほど、できる限り普段の言動を見たいと思っているということですね。
なので、もしかすると、面接の前後に、一見すると関係のなさそうな格好をして、職員が気を抜いた時の志願者の言動を見ているかもしれません。
以前、何かのテレビ番組で「社長が新入社員に扮して入社し、会社の実情を把握する」という企画もありましたからね。
入社して数年程度の社員が、新入社員として入ってきた社長に、偉そうな態度で教えるわけです。
布団屋さんの社長なのですが、先輩の販売員に、ちょっとしたことで怒られたり、それぞれの布団の特徴や歴史なんかを偉そうに説明されるんですね。
こんな風に「偉い人にとる態度と、自分より下の立場の人にとる態度が全く違う」という人は本当に多いです。
そんな感じで、しばらく様子を見た後、「この新入社員、実は社長でした」とバラすわけです。
当然、「偉そうな態度で社長に指導していた先輩販売員は、大目玉になる」というドッキリ企画でしたが、こうでもしないと、社長が普段の状況を見るなんてできませんよね。
藤崎は、こういった「偉い人にはゴマをすり、目下の人には偉そうにする」という人が嫌いなので、「自分は、こうはならないようにしよう」と日々、気を付けています。
もちろん、「目上の人に対しての礼儀」と「目下の人への礼儀」いうものがありますので、全く同じ態度で接するというわけではありませんけどね。
過剰な「ゴマすり」や「威張り」をしないようにしているということです。
藤崎の場合、後輩や年下の人にも敬語で話していますし、しっかりと意見や話を聞くので、逆に目下の人からナメられるということが」ちょくちょくとあるくらいです(笑)
ただそれは、後輩や年下の人の「若さ」や「青さ」のせいだと思ってますので、足元を見られることを直そうとは思っていませんけどね。
そういったくだらないことにとらわれるよりも、もっと有意義なことに力を注ぎたいですから。
それはともかく、このように「普段の言動」や「油断している時の態度」は、その人の本質を映し出すということですね。
・些細なことから学校を見定める
これはそのまま、学校側にも言えることです。
気を抜いている時に本質が現れるのは、志願者だけではありません。
なので藤崎も、小学校の見学や入試説明会に行った際には、「本当に良い学校なのかどうか」を見極めるために、細部に目をこらしていました。
「神は細部に宿る」という言葉があるように、「細かいところがキーポイントになる」ということですね。
藤崎も今までに、いくつもの学校説明会に参加しましたが、その際には、説明会でお話される内容よりも、その周りの先生方の言動や、施設の整備状況などに注目していました。
説明会でお話される内容は、事前に用意されたものであることが多いので、学校の実情とは異なることがあるからです。
学校説明会でのお話は、学校の理念や理想像をもとにして構成されることが多いです。
どの説明会でも、「我が校は、〇〇によって〇〇年に設立され・・・」なんてことが、毎回のように話されますよね。
しかし、そういった一見素晴らしい考え方が、実際の学校生活に反映されているかどうかは、別問題です。
普通、学校説明会に参加する人は、説明会の中で話される内容に耳を凝らします。
そして学校側も、それを見越して、話す内容を吟味します。
そのため、説明会で話される内容は「作られたもの」になってしまい、必ずしも普段の学校生活が反映されたものではないことがあるということですね。
面接を受ける際に提出する願書や履歴書なども、自分を良く見せようとするあまり、普段の自分を反映していないケースが多いです。
だからこそ藤崎は、説明会で話される内容よりも、その周りの先生方の言動や連携、施設の整備状況などに注意を向けるんですね。
特に、想定外のことが起こった時の対応には、普段の傾向が現れることが多いです。
以前、とある小学校の説明会で施設見学をしていた際、予想外に見学者の参加が多かったようで、なかなか前に進めず、長い間、待たされたことがありました。
その時に副校長が「チッ、なんでちゃんと準備しておかないんだよ」と、つぶやかれたことがあります。
それは確かにその通りですが、副校長の自分にも、管理者としての責任があることを忘れてはいけません。
そういう場面を見て、藤崎は、
「管理者である自分も気づかなかったのだから、部下のせいにばかりしてはいけない。今は愚痴るよりも、責任者として、迅速にトラブルに対応できるように指示を出すべきでしょ」
と思って、受験を考え直したことがあります。
このように些細なところから、普段の学校生活が垣間見えます。
「皆が注意をしないところに目を向けることで、非常に意義深いものが見えることがある」、ということですね。
ちなみに、これはお受験仲間から聞いた話ですが・・・
別の学校では、「我が校は、お子様にとって、素晴らしい教育を提供します」と言いながら、実際には子供の間でいじめがあったり、教師や保護者の間でも嫌がらせがあるという学校があるそうです。
藤崎のお受験仲間も、その学校で面接を受けた時に、かなり偉そうな態度で嫌がらせとしか思えない対応をされたそうです。
かなりの有名校なので、藤崎もお受験仲間から「藤崎さんのお子さんはとても賢いから、受験してみたら?」と、何度か言われましたが、結局、受験していません。
というのも、その学校のホームページを見るだけでも、「ボロ」が出ていましたからね。
チラッと見ただけですぐに、
「この学校には通わせたくない。学校説明会も、時間がもったいないから参加したくない。」
と思って、ホームページを閉じたことを覚えています(笑)
周りのお受験仲間には、「勉強に力を入れている学校は、良い学校だ」と考える風潮がありますが、藤崎はそうは思いません。
机に向かってする「学問」だけがお勉強ではないと考えています。
もっと広い視野で見て、普段の言動や、人間性を高めるための教育を求めているので、「偏差値が高くなれば、それでいい」という安易な考えは持ち合わせていないんですね。
・想定外の出来事はチャンスになる
このようなことを考えると、面接を受ける側の立場になった時、どのようなことに注意しなければいけないかが見えてきます。
仮に、受験会場ですれ違った他の受験者が、気付かずにハンカチを落としたとしましょう。
普段から、気付かないフリをする人は、こういった場合にも同じ行動をとりやすいです。
しかし普段から、ちゃんと拾ってあげようとする人は、いつもと同じような対応ができるでしょう。
実際には、かなり急いでいる時もあるので、拾えないこともあるかと思います。
しかし、「拾ってあげたい」という考えが頭に浮かぶか、浮かばないかが、言動に大きな違いを生みます。
慌ただしい日常生活では、毎回、他人が落とした物を拾えなかったとしても、「悪いけど、今は余裕がないから拾えないんだ」と心の中で思うかどうかで、入試当日の言動は大きく異なります。
こういった心構えがあるかどうかが、ふとした瞬間の言動につながるということですね。
なので、想定外の出来事が起こった場合には、人間性が出やすいんです。
とっさに出る行いが人間性を映し出します。
つまり、大事なことは、やはり「人間性」だということですね。
こういう些細な行為や仕草から、思いやりが伝わります。
まぁ、普段からしっかりとしている人は、全く心配することはありません。
簡単なお話ですよね。
・面接の場から離れるほど、行動に説得力が増す
また、面接の会場から遠く離れるほど、面接官が志願者の様子を見る可能性は低いですが、万一、見られていた時には、かなり良い印象を与えられます。
面接という場から離れているほど、「普段から、そういう行いができる人なんだな」と感じるのが人間心理ですからね。
なので、藤崎の場合、受験当日は、「家を出た瞬間から面接が始まっている」という気持ちで試験会場まで向かっています。
実際に、試験当日、試験会場に向かうまでに、入試の関係者から見られる可能性は低いですが、こういった心がけをしておくと、合格をつかみ取りやすいですよ。
最も良いこと
勘の良い方は気付いていらっしゃると思うのですが、面接をクリアするために一番良いことは、普段から礼儀正しく、どんな人にも誠実な対応をすることです。
普段、だらしない人が面接の時だけ良く見せようとしても、なかなか難しいですからね。
ちなみに、藤崎が本命校の面接に向かう途中に、受験する小学校の近くにあるコンビニの前で、タバコを吸っている父親がいました。
いかにも、かったるそうな表情で、気を抜いているような感じだったので、
「普段から、こういう人なんだろうな。一緒の学校に入れたくないなぁ」
と感じたことを覚えています。
もう顔を忘れてしまったので、その人が実際に合格しているかどうかはわからないんですけどね。
ただ、面接直前に、学校の近くで煙草をかったるそうに吸うのは、安易な行動としか言えません。
面接官も、タバコの臭いで気付いていたかもしれませんね。
こんな風に、些細なことから人間性が見えるということが多いので、今までに意識してこなかった方は、この機会にそういったことを見つめなおしてみると良いかと思います。
・些細なことから人間性が垣間見えるという実例
先日、読者のAさんからいただいたメールを見て、「やっぱり些細なことから、人間性が垣間見えるんだなぁ」と思った藤崎。
これは、先ほどとは打って変わって、こちらは良い例としてのお話です。
些細な心遣いや配慮がメールに表れているので、パッと見ただけで「Aさんは、良い人だろうな」と感じました。
藤崎の思った通り、Aさんは、面接でも良い評価がもらえるそうです。
まぁ、人間性が良ければ面接で高く評価されるのは当然なんですけどね。
実際に見ていただくと、藤崎がお伝えしたいことがわかりやすいかと思いますので、今回、AさんからOKをいただいたうえで、メールを掲載させていただきます。
↓↓↓
藤崎様
いつもブログとメルマガ楽しみに拝見しております。
Aと申します。面接に関してですが、私も色々な点で藤崎さんと同じように考えており、実際苦手意識はありませんでした。
…が、藤崎さんと決定的に違う点が、私は面接でとても緊張します。
いつも面接では良い評価をもらえ、また、話すことも好きなので苦手意識はないのですが、
いざその場になると手が震えたり、とても緊張を感じます。
人前で話す機会は多いのですが、本当に面接に限って緊張します。
(でも結果、ほとんど準備せず参加した模擬面接でも評価を頂けました)藤崎さんがテクニック的におっしゃっていた、仮にスラスラ話せても考える様子を出す、と言う所ですが、
私は自分の緊張を和らげるためにあえてゆっくり話したり少し間を空けたりしなければならない程です。緊張緩和のために笑顔になってしまうのですが、これも逆に評価頂けたりしています…
この緊張は一体何なんだろうと考えますが、藤崎さんは全く緊張(悪い意味での、手が震える程の)はないのでしょうか。
欠点やマイナス要素なども、同じく選考に影響がない範囲で正直に、と沢山話していますが、
深層心理では良く見せたいと思っているのか…など考えます。藤崎さんも、もし酷く緊張した時期や場面があったらお教え頂けたらありがたいです。
もしくは、緊張を緩和する術があればお教え頂けたら嬉しいです。
(私は正直に、緊張してしまって、と伝えたりしています。それでも緊張はほぐれませんが…)それでは、これからもブログ、メルマガ楽しみにしております。
A
文面から小さな心遣いが読み取れますよね。
こういった小さな思いやりの積み重ねが、読む人に良い印象を与えます。
些細なところが大事であるということが、わかりやすい事例だと思います。
Aさんと同様のことを感じていらっしゃる方がいるかもしれませんので、参考までに、藤崎がお返事したメールも載せておきます。
藤崎が返信した内容はこちら。
↓↓↓
Aさん
おはようございます、藤崎です。
先日は初めてのメール、ありがとうございました。「いただく数が多く、全てのメールにお返事することが難しいんです。多くいただく質問や相談などは、記事で取り上げることでお返事とさせていただくことがあります。」ということをメルマガなどで書いていますので、突然のメールで驚かせてしまったなら、すみません。
いただいたメールを読ませていただいていると、Aさんの人柄の良さや悩まれている様子が伝わってきたので、個別で返事を書かせていただきました。で、単刀直入に、結論からお話しすると、藤崎もよく緊張します。
それは、良い意味でも、悪い意味でもです。
面接もそうですし、プレゼンや司会の類でもです。
藤崎が、ちょっとしたことで緊張すること知ると、周囲の人から「信じられない」と言われるんですけど、それが本当なんですよね。
例をあげると、学生の頃、毎日の出席確認で、名前を呼ばれるたびに緊張していたことを、今では懐かしく感じます。
なぜか藤崎は本番に強そうなイメージを持たれるのですが、本当は全く逆で、本番に弱いタイプなんですよね。
それに藤崎は、結構なあがり症ですし(笑)
しかし、長年、あがり症で、本番に弱い自分を見ていると、最近は「そういうことを悩んでも仕方ないかなぁ」と思うようになってきました。
本番に強い人もいれば、弱い人もいて当然です。
なので、藤崎はいつも、「できることだけやればいい」という心構えで本番に望みます。というのも、自分の実力以上のものを発揮しようとすると、もっと緊張してしまったり、余計な力が入ってしまい、結局、「全く力を出せなかった・・・」という失敗をすることがよくあったからです。
なので、「結局はベストを尽くすしかないんだな」と思うようになったわけですね。
それに、なんとなく「緊張しない人は本番に強いから良いことだ」と思いがちですが、そうとも限らないですしね。
緊張するということは、それだけ本気だということです。藤崎も先日、志望校の面接で使った手なのですが、相手に伝わるくらい緊張しすぎている時は、「ここしかないんです。ここに賭けているから緊張してるんです」と伝えるのも1つの手ですよ。
真剣な人には、真摯な対応をしたいと思うのが、人間の心理です。
その証拠に、藤崎もAさんのメールを見て、「ちゃんと返事を書きたい」と思ったわけですから。
藤崎は色んなセールステクニックを学んできたので、相手に自分を売り込むことや、相手に好かれるためのコツを心得ています。(Aさんが面接で笑顔を見せるのも得策の1つです。
笑顔は相手の警戒感を和らげ、好意的な印象を抱かせる大きな武器ですから。
そして面接では、ほとんどの場合において「好かれたもの勝ち」ですからね。)今後も、そういったテクニックを織り交ぜながら、もっともっと、良い人生を送るための情報をお伝えしていくので、楽しみにしていてください。
しばらくは、藤崎が言っていることがうまく繋がらないかもしれませんが、時間が経つほどに、それぞれの物事との関連が見えてくるようになります。
より深い理解は、より強い行動に結びつきます。
少しずつ、ゆっくりと一緒に歩いていきましょう。藤崎 遊
こういった内容をお返事差し上げました。
読者さんからいただくメールはかなり多いですが、その中で、人柄が良さそうな方というのは、返信をしたくなる「何か」があります。
キラリと輝く魅力のようなものでしょうか。
まぁ藤崎がお返事を差し上げる場合、悩みの深刻さや、関心の度合いなどの要素もふまえてですので、内容にもよるんですけどね。
そういったものが総合的に組み合わさって、「この人にはお返事したい!」という感じになります。
ただ、いくら悩みが深刻だったり、藤崎の関心が高くても、人柄が良さそうだと思えなければ、メールを返す気にはならないでしょう。
藤崎だけでなく、小学校入試の面接官においても同様に、そういった感覚はあるかと思います。
人柄の悪そうな人より、人柄の良さそうな人を採用したいと思うのが、人間心理というものです。
だからこそ、人間性が大事だということなんですね。
・人間性を高めるために有効な心がけ
ただ、日頃の行いが悪くても、念入りに準備をして、気を引き抜くことなく試験に臨めば、面接官に良い印象を与えることは不可能ではないのが実際のところです。
運良く、想定外のことが起こらなかったり、ボロを出さなければ、だらしない人でも合格します。
しかも、面接は1回とは限りませんし、面接官や関係者と接触するのも1回とは限りません。
学校関係者に接する機会が多いほど、ボロは出やすくなります。
だからこそ、普段からしっかりと対応できる人間性を養っておく必要があるんですね。
ちなみに先ほども少しふれましたが、藤崎も、どんな人にも、謙虚で礼儀正しく、誠意を持って接するように心がけています。
というのも、子供が産まれてから「この子が、どんな大人になってほしいか」と考えた時、藤崎自身を含めて、理想像に近い大人が周りにいなかったからです。
なので「自分自身が、立派な大人のイメージを子供に見せよう」と思って、それまでのダメ人間からオサラバしようと決心したんですね。
その当時は、お受験をすることなんて考えていなかったのですが、思わぬところで役に立ちましたね(笑)
こんな風に考えると、小手先の技に頼って面接に受かる努力をするより、普段の行いを理想に近づける方が、はるかに有意義だということがわかります。
たとえ小学校受験に失敗しても、親が立派な姿を見せ、その子にあった育て方をすれば、良い子に育ちますからね。
小学校受験の結果がどうであれ、人生はまだまだ続いていくわけですから。
それに、親が普段からだらしない生活をしていたら、子供に「しっかりしなさい」なんて言えませんよね(笑)
できる限り、子供には、みっともない姿を見られないようにしたいものです。
それに、「子供が立派に育ってほしいから、親である自分自身が、しっかりとした言動を心掛けよう」と考えた方が、普段の言動を変える原動力にもなりやすいでしょう。
そうやって、親自身の人間性を向上していけば、子供のお手本になることができ、より良い子育てにつながります。
もちろんこれは、今後お受験に臨む方もそうですし、お受験が終わった方にも言えることです。
お受験が終わった方は、「もう受験が終わったから、いいや」と思う方も多いかもしれませんが・・・
しかし、「受験を経験したからこそ、学べたこと」として、今後に活かしていけば、また将来につながっていきます。
そういった心がけの積み重ねが、より良い将来を形作っていきますからね。
まぁ、正直に言うと、単に藤崎が貧乏性なので、「小学校受験にはお金がかかったから、少しでも多くのことを学んでやろう」と思うだけなのですが(笑)
今回の記事も、何かのお役に立てれば幸いです。
ではでは。
P.S.
今回の記事は、広い視野で「面接を受けるうえで大切なこと」をお伝えしましたが、小学校受験に関しては、他にも重要なことがあります。
以前にもふれましたが、「家庭にあった学校選び」をすることが極めて重要なんですね。
教育方針は人それぞれなので、学校の考え方に合わなければ、いくら人間性が素晴らしくても、合格につなげることは難しいですからね。
(参考)
>>面接は志望校選びにかかっています~滑り止めに要注意
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