目次
職業は人間性と関係がない
国会議員にもクズはいる(実例)
だいぶ報道が落ち着いたので、忘れかけている方も多いかと思うのですが、あえてこのタイミングで取り上げてみようと思います。
暴言が過ぎる女性議員、︎豊田真由子議員の話です。
初めてニュースで取り上げられた時は、かなりインパクトがありましたね。
どう考えてもキチガイにしか思えない言動をしている人が国会議員だというのですから。
それだけではなく、︎豊田議員の経歴は華々しく、その上結婚や子育てもこなしているかのように見え、一見、非の打ちどころのないように思えるからです。
そんな、一見すると優秀すぎる女性議員が、実は精神異常者であったという事実が、生々しい音声と共に公開されたので、それはインパクトが大きくて当然だったと思います。
今回は、そのあたりのお話から、「学歴と人間性は関係がない」というお話をしようと思います。
それでは、いってみましょう。
豊田議員の暴言の様子(動画)
ニュース番組の映像がアップされていたので、載せておきます。
豊田議員のことをあまり知らない方は、一度ご覧になってください。
これを見ると豊田議員の暴言の様子や、彼女の異常さがわかると思います。
↓↓↓
秘書に、すさまじい罵声をあびせる豊田議員は、モンスターとしか言いようがないですよね。
「このハゲー!」
「違うだろー!」
「ふざけんなよ、この野郎!」
「叩くなじゃねぇ!私の心が叩かれてるんだよ!支持者を怒らせるな!」
「お前の娘がひき殺されても、そんなつもりはなかったんですと言えば許すのか!ひき殺されてみろ!」
こんな発言をする国会議員がいるなんて、思いませんよね。
今回のスキャンダルが引き金となって、他にも、ダメなことが浮き彫りになりました。
配偶者しか同伴できない園遊会に母親を連れて行き、「これはうちの配偶者だ!」と怒鳴りつけて、無理矢理入場したという悪質な行為です。
こんな人が国会議員だなんて、日本はまだまだ未熟な国と言わざるを得ませんよね。
豊田議員の経歴
豊田議員の経歴は華々しく、文句のつけようがないエリートコースを辿ってきました。
そして、そのことが、より注目された要因となっています。
豊田議員の経歴はこんな感じです。
<豊田議員の経歴>
1990年:桜蔭中学卒業
1993年:桜蔭高校卒業
1997年:東京大学法学部卒業
1997年:厚生省入省
2002年:ハーバード大学大学院卒業
2003年:金融庁総務企画局に入局
2007年:在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官
2011年:厚生労働省入局
2012年:自民党埼玉県第四選挙区支部支部長、衆議院議員総選挙当選
2015年10月~2016年8月:オリンピック大臣政務官就任、文部科学大臣政務官、復興大臣政務官
辞めた秘書は100人以上
こういった言動をする豊田議員から、逃げるように辞めた秘書は、100人以上もいるそうです。
先ほどの動画を見ると、それも当然だと思いますが。
つまり、相当異常な状況だった、ということですね。
子育てを間違うと殺人者を育ててしまう
でも普通、経歴に文句のつけようがない、国会議員が実は人間的にはクズだったなんて、予想できないですよね。
「なぜあんなに立派な人が、こんなことを・・・?」
と、普通の人は思うのでしょう。
しかし以前から藤崎が言っているとおり、勉強できることと、人間として優れているのは別の問題です。
こういう点に気付かないから、多くの人が無意識に政治家を素晴らしい人物であると勘違いしてしまいます。
政治家だけではなく、医者や弁護士にも尊敬の眼差しを送る人は多いですよね。
でもそれは間違っています。
今後のためにも、そういった考え方をしないよう注意しなければいけません。
そうしないと、また同じような人間を育ててしまうことになりますからね。
こんなモンスターを育てた親には、大きな責任があるということを自覚しなければいけません。
これほどひどいパワハラをしていると、人を死に追いやる可能性も十分に考えられます。
パワハラで殺人罪に問われることは、今のところは、ないと思いますが、それだけひどいことをしていると認識しなければいけません。
パワハラのせいで自殺をしてしまったのなら、それは結果的に人を殺したのと変わりません。
パワハラを苦に自殺をしてしまった人は、実際にたくさんいますからね。
ただ、パワハラをする人っていうのは、多くの場合、自分を中心に考えていますから、相手のことは考えていません。
なので、大半の場合、自分が悪いなんて思っていないんですね。
我が子を殺人者に育ててしまわないよう、そして、我が子が幸せな人生を送れるよう、親には正しい子育てをする責任があります。
このページに書いてあることを理解すれば、「勉強ができること」と「人間ができていること」が全く別物であることを理解できます。
子供を真っ当な人間に育てるために、大きく役立ちますので、参考になさってください。
「勉強ができれば人生安泰」は間違い
・幸せは勉強で決まらない
このブログでは何度も口を酸っぱくして言っていることですが、勉強ができること自体は大したことではありません。
その理由は単純明快です。
勉強ができても幸せになれるかどうかはわかりません。
「名門校を卒業すれば幸せになれる」というわけではないですし、学校の成績順に幸福度が決まるわけでもありません。
勉強ができれば、名門校に入れる可能性が上がりますが。
そして、名門校に入学できれば、大企業に就職できる可能性が上がります。
単にそれだけの話です。
そしてこれらは、人が幸せになることとイコールではありません。
もちろん、いっぱい勉強して大企業に就職できれば、中小企業の従業員よりはたくさんの給料をもらえるかもしれません。
周囲の人からは
「あいつは大企業に入ったから一生安泰だ」
「あの人、︎︎商事に勤めてるんだって!すごいエリートだね」
と言われるかもしれません。
しかしそういった周りの評価とは裏腹に、毎日の生活は苦しいものになるかもしれません。
東大を卒業して大企業に入っても、仕事を苦に自殺してしまう人もいますから。
<参考>
>>東大卒の愛娘の自殺を防ぐにはどうすれば良かったのか
・大企業に入っても負け組になる理由
今の時代は、大企業といえども、決してラクに経営できる時代ではありません。
それどころか、大企業でも倒産することは珍しくありません。
生き残るだけでも必死な会社が多いのが現実です。
会社が生き残るために重要なことは、「いかに利益を生むか」です。
もしもあなたが「会社」なら、利益をたくさん生むために、どうすればいいと思いますか?
答えは簡単です。
効率の良い仕事を考え出すか、労働者をコキ使えばいいんです。
とは言うものの、既にある程度のアイデアは出し尽くされていますから、そうそう画期的なビジネスモデルはひらめきません。
そうなると、「労働者をこき使おう」ということになるんですね。
もう少し具体的に言うと、労働者が生み出す利益を最大化し、労働者に支払う賃金をできるだけ少なくすれば利益が大きくなります。
月給30万円で従業員を雇った場合を例にあげてみまあしょう。
従業員が毎月、30万円分以上の働きをしてくれれば、その分だけ会社の利益になります。
なので、できるだけ従業員をコキ使えばいいわけです。
具体的に言うと、就業時間内に一生懸命働かせることはもちろん、サービス残業や休日出勤をさせればいいわけです。
つまり、従業員の労力を搾取するほど、会社の利益は増える、ということです。
雇う時には、高い給料を提示しておいて、実はサービス残業や休日出勤を余儀無くさせるという風土を作っておけば、労働力を搾り取って、利益を大きくできます。
悲しいですが、そんなに珍しい話ではないですよね。
ここで話は元に戻るのですが、勉強を頑張ることで、良い大学を卒業できればこういった会社の一員になりやすくなるんですね。
そして名門校であるほど、安定感があって、高い給料がもらえると考えられている大企業に就職できる可能性が上がります。
そういった理由で、多くの人が勉強や学歴を重視するんですね。
周りの人に影響されて、なんとなく「とりあえず勉強しておけばいい」と思っている人も、このタイプです。
こういった「勉強ができれば人生安泰」というのは、昔の考え方なので、「今となっては間違っている」ということをしっかりとわかっておかなければいけません。
「勉強さえできればいい」なんて安易な考えでいると、豊田議員のようなモンスターに育ってしまいますからね。
「学歴は人間性と比例する」も間違い
先ほども書いたとおり、昔からの考え方として、政治家や医者は、尊敬される職業ですよね。
こういった職業は、国に大きな影響を与えたり、人の命を救ったりと、非常に重要な役割となるので、たくさんの人から尊敬されるわけです。
また、困難な状況に立ち向かわなければいけないので、それなりの能力が求められることもあり、こういった職業に就くことは難しいんですね。
そのため、たくさんの勉強が必要な職業ということです。
そういう理由で、政治家や医師たちは多くの人から尊敬され、「先生」などと呼ばれるようになりました。
「選ばれた人しかなれない、困難なことを解決する職業」ということで、尊敬を通り越して、崇める人もいたくらいです。
ですが、先ほども述べたとおり、学歴や勉強ができることと、人間性が優れていることは別の話です。
そのあたりをわかりやすく書いていきますね。
能力と人格は比例するか
ここで重要なポイントがあります。
「政治家や医者になることは難しく、誰もが就けるわけではない」
というところまでは理解できますね。
では、「これらの職業に就くための能力は、人間性と関係があるのか」という点で考えるとどうでしょうか。
政治家になるためには、それ相応の政治に関する知識や経験が必要です。
他にも、敵対する相手と交渉する力や、相手を説得する力も重要だと思います。
しかし、普通の政治家になる程度なら、そこまで高いレベルのものは求められません。
人間性についても同じで、普通の政治家になる程度なら、そんなに高いレベルのものは求められませんので、簡単にごまかせます。
この辺りは、豊田議員の事例や、過去の不祥事を見れば、一目瞭然ですね。
政治家は、あたかも人間性が優れているかのような発言をしたり、政策を打ち出したりしますが、「支持を集める」という目的である事が多く、本心はわかりません。
ただ、これまでの事例や、日頃の言動を注意深く見ると、ほとんどが見せかけだけのパフォーマンスだとわかります。
そしてこれは医者に関しても同じです。
医学の知識や手術のスキルがあることと、人間性が優れていることは、何の関係もありません。
単純に考えてみればわかるのですが、医学の勉強をすると人格が磨かれるなんてことはありませんよね。
それと同じで、いくら手術の練習をしても、人間性が高まるわけがありません。
「数学の勉強をすれば人格が磨かれる」
「水泳の練習をすると優れた人間性を身につけられる」
と言っているのと同じです。
こんなことを言われても、普通は信じられませんよね。
どう考えても関係がないですから。
ただ、政治家や医者を目指す人の中には、少なからず「世のため人のために、身を粉にして働きたい」という志を持っている方がいることは事実です。
そういった志を持ち続けたまま働ける人は、人間性が優れていると言っていいかもしれませんね。
どうすれば正しく育てられるのか
これらのことから、「勉強や学歴がさほど重要ではない」ということがわかりました。
では、どうすれば正しく子どもを育て、幸せな人生を送るための能力を育んでやることができるのか。
答えはすでに出ています。
それは、「正しい考え方を身につけさせること」
勉強や学歴が優れていても、それを活用できなければ、宝の持ち腐れです。
豊田議員のように、勉強ができて周りからチヤホヤされて勘違いしてしまい、できない人や部下を傷つけてしまうこともあります。
そうならないためにもしっかりとした考え方を身に付けておく必要があります。
これは、「他人を思いやる気持ち」や倫理観、道徳観などです。
こういった精神面の成長がないまま、勉強や学歴ばかりを積み重ねても、周りの人を傷つけたり、迷惑をかけてしまうことになりますから。
逆に、精神面が成熟していれば、必要が生じた時に、学べばいいですし、周りの人たちの理解や協力も得やすいので、物事を円滑に進めることができます。
小さいうちに脳の基礎力を育んでおけば、勉強を詰め込む必要はありません。
脳の器を広げておくことで、飲み込みが早くなりますから。
藤崎の子どもは、そういった考え方で子育てをしてきたので、性格が良く、学んだことをすぐに身に付けます。
そしてそれは勉強だけでなく、運動能力に関しても言えることで、勉強・運動・精神面の全てにおいて、バランス良く能力を伸ばせています。
結果的に、幼稚園での評判や成績はほぼ全てが平均を上回り、受験勉強もラクラクとこなしています。
今まで勉強ばかりを重視していた方は、豊田議員の言動を見て、子供の将来をイメージしてみると良いかと思います。
まとめ
では、最後に「勉強と人間性」について、まとめておきます。
・勉強や学歴は、大したことではない。
・職業と人間性は比例しない。
・能力と人間性も比例しない。
・精神面の成長を促すことが最も大事。
・脳の基礎力を育んでおけば、詰込み教育は不要。
こんなところですね。
藤崎の教育を具体的に知りたい方は、こちらもどうぞ。
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