特別な技能や機材が必要な仕事と違い、パソコンさえあれば誰でも気軽に始められるWEBライターは、近年副業としてとても人気がある仕事の一つ。
自宅やカフェなど自分の好きな場所で時間にとらわれず自由に仕事ができることから、WEBライターの仕事を始めようと考える人の中には、ゆくゆくは本業にしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
とはいえ文章を書くことに慣れていないWEBライター初心者にとって、自分の執筆スキルや経験不足に不安を感じる方も多いと思います。
そこでおすすめなのが、WEBライターとしての基本的なスキルを身に着けることができる資格を取得すること。
ライティングに関する資格はいくつかありますが、その中でもWEBライティング技能検定は、これからWEBライターの道を歩みたいと考えているライター初心者でも独学で十分合格可能な資格です。
今回の記事ではWEBライティング技能検定について、試験概要や独学で合格するための効率の良い勉強方法を中心に解説します。
目次
WEBライティング技能検定とは?
WEBライティング技能検定は、一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会(CPAJ)が運営しているWEBライティングの資格です。
合格すると協会より合格証と認定カードが発行され「WEBライティング実務士」という資格を得ることができます。
WEBライティング技能検定の資格取得に向いている人は?
WEBライティング技能検定の資格取得に向いている人は、以下のような人です。
・ライター初心者
・クラウドソーシングで仕事を受注しようと考えているライター
WEBライティング技能検定では、ライターとしての基本的な文章作成技能を身に着けることができます。
そのため、文章作成の経験が乏しく基本的なライティングスキルに不安があるライター初心者にとてもおすすめな資格と言えるでしょう。
また、WEBライティング技能検定ではクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングで仕事をする上での基本的知識やビジネスマナーを身に着けることも可能。
そのため、これからクラウドソーシングを中心にWEBライターの仕事を受注しようと考えている方は資格を取得しておいて損はないでしょう。
WEBライティング技能検定の試験概要
WEBライティング技能検定が実際にどのようにおこなわれているのか、試験概要を簡単にまとめてみました。
【WEBライティング技能検定試験概要】
開催頻度 月1回
受験場所 自宅(WEB受験)
申込期間 試験日の3日前までにオンライン申込・受験料金振込
受験料金 6,000円(税込)※ただし『WEBライティング技能検定講座』受講が必須
試験時間 90分
出題形式 4択問題(50問)・実技ライティング問題(4問)
合格発表 一か月以内に送付
試験自体は月1回開催でオンライン上で受験できるので、仕事をしている方や子育てで外出するのが難しい方でも受験しやすいところが魅力ですね。
試験では、1問1点の4択問題が計50問と1問50点の実技ライティング問題が計4題出題されます。
4択問題の点数合計が計50点に対し実技のライティングが計250点と、採点比重がとても高いので実技で得点できるかが合格のカギになりそうです。
WEBライティング技能検定の難易度!合格率はどのくらい?
現在のWEBライティング技能検定の平均合格率は、48.5%。
およそ2人に1人は合格している計算です。
試験で問われる知識自体は初歩的なものが多く、難易度はそれほど高くないでしょう。
ただし4択問題は高得点を取れる人と取れない人の差が大きいので、点数が取れるよう勉強することが大切です。
また、採点比重の高い実技のライティング問題で点数を取れず合格できない受験者も多いので、実技対策も万全にしておく必要があります。
初心者ライターがWEBライティング技能検定合格で得られる3つのメリット
WEBライティング技能検定資格を取得すること自体は、WEBライターとして仕事をする上で必須ではありません。
しかし、取得することで以下の3つのメリットがあります。
・WEBライティング知識の定着やスキルアップに役立つ
・ライター案件の受注率のアップにつながる
・WEBライターとしてのモチベーション維持に役立つ
それぞれ詳しく解説していきます。
WEBライティング知識の定着やスキルアップに役立つ
WEBライティング技能検定の勉強をおこなうことでWEBライティングに関する知識のインプットとアウトプットを同時に行うことができるので、ただ本を読むよりも知識を深く脳に定着させることができます。
また、実技対策として理解しやすい文章の書き方などをトレーニングすることで、ライティング技術のスキルアップにつながります。
ライター案件の受注率のアップにつながる
また、WEBライティング技能検定の資格を保有していると、他のライター初心者と比べクラウドソーシングの仕事を受注しやすくなるというメリットがあります。
ライター経験が浅い人の場合、クラウドソーシングに登録しても自分のスキルを示すものがないため、案件の受注に苦労しがちです。
WEBライティング技能検定の取得をすることで『WEBライティング技能士』とプロフィールに記載できるためライターとして箔が付き、条件の良い案件を受注できる可能性も高くなります。
WEBライターとしてのモチベーション維持に役立つ
WEBライターは、資格がなくても始められる職業です。
しかし、目標もなくただWEBライターの仕事を続けていると、自分は本当にWEBライターとしてスキルアップできているだろうかと疑念が生まれ、モチベーションが低下してしまうことがあります。
そこで「WEBライティング技能検定の資格取得」を目標を設定すると勉強をすることでWEBライターとしての知識定着やスキルアップが実感できるので、モチベーション維持につながるでしょう。
WEBライティング技能検定は独学で合格できる?
WEBライティング技能検定がライター初心者におすすめの資格であることはわかりましたが、独学でも合格することはできるのでしょうか。
結論から言うと、ライター初心者でもWEBライティング技能検定に独学で合格することは十分可能です。
ただし、合格するためにはWEBライティングの知識やクラウドソーシングの仕事を受注する上でのビジネスマナー、実践的なライティングスキルなど勉強しなければならないことがたくさんあるので、しっかり対策した上で試験に臨むことが重要です。
ライター初心者必見!WEBライティング技能検定に独学で合格するための勉強法
では、ライター初心者がWEBライティング技能検定に独学で合格するにはどのように勉強を進めたらよいのでしょうか。
ここでは、独学でWEBライティング技能検定に合格するための勉強法をご紹介します。
独学で合格するための勉強法① 正しい文法で文章を書く習慣をつける
独学で合格するためにまず大切なのは、正しい文法で文章を書くよう普段から意識することです。
WEBライティング技能検定では、小中学校で習うような基礎的な文法や言葉などが頻出します。
また、比重の大きいライティングの実技問題では採点の基準として「助詞や接続詞などの正しい使い方」や「誤字脱字の有無」などが重視されているため、意識して取り組むようにしましょう。
独学で合格するための勉強法② テキストで勉強する
もともとWEBライティング技能検定は受験資格として“ヒューマンアカデミー通信講座の「WEBライティング技能検定」の講座受講”が必須となっています。
ライティングの基礎知識や実践が学べるテキストや問題集などが計6つ用意されていますので、これらのテキストや問題集で学ぶことで独学でも十分合格できるだけの力を身に着けることができるでしょう。
独学で合格するための勉強法③ 過去問を解く
試験に合格するためには、実際の出題形式に慣れておくことが大切です。
そのため、ある程度テキストでの勉強が進んだら過去問に取り組むようにしましょう。
選択式の問題の過去問は問題集の中に、ライティング実技問題の過去問は解答例と共に日本クラウドソーシング協会公式サイトに掲載されていますので挑戦してみてください。
独学で合格するための勉強法④ 模擬試験を受ける
過去問で問題に慣れてきたら、模擬試験を受けてみましょう。
模擬試験を受けることで、本番ではどのような時間配分で問題を解き進めていけばいいかを掴みやすくなります。
WEBライティング技能検定の講座では無料で3回まで模擬試験を受けることができるので、本試験前にぜひ活用してみてください。
まとめ:WEBライティング技能検定は独学でも合格可能!テキストや過去問で効率よく勉強しよう
ライティングの基礎知識や実践的スキルを身に着けることができるWEBライティング技能検定は、ライター初心者でも独学合格が十分可能な資格です。
ただし経験の浅いライター初心者が独学で合格するためには、文法などのライティング基礎知識や実践的なライティングスキルを身に着ける必要があります。
日本クラウドソーシング協会公式のテキストや過去問、模擬試験などをうまく利用し知識やスキルを身に着け、試験に挑みましょう。