卒園式が終わり、少し「春」を嫌いになりました

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桜の木の下でそよ風に吹かれる女の子の画像




先日、子供の卒園式に行ってきました。

 

プロジェクターで、一人ひとりの、入園当初の写真などが映し出され、子供の成長をひしひしと感じました。

 

「あんなに小さかった子が、こんなに大きくなって、もう幼稚園も卒業か。色んなことに頑張って挑戦して、できることもたくさん増えたなぁ。」

 

なんて思っていると涙が込み上げてきました。

 

途中までは我慢していたのですが、一人ひとりが立派に卒業証書を受け取り、皆で歌ってくれた時、

「本当に立派になったなぁ」

と、痛感して涙をこらえることができませんでした。

 

大きく成長してくれたことは心から嬉しいのですが、その反面、1人でできることが増えてきたことに対する寂しさもあります。

 

「こうやって日々、成長し、大人になるにつれて、自立していくんだな。やっぱり、もう、昨日には戻れないんだな。」

そう思うと、とても寂しくなりました。

 

産まれた時は、泣くことや手足をバタバタすることくらいしかできなかった我が子が、次第に自分の足で立ち、歩き始めて、友達と仲良く遊べるようになった姿を見ると、なんだか少し、悲しくなるんですよね。

 

これから小学校に通い始めると、もっとお友達との関わりが増え、つながりが強くなっていきます。

 

それと共に、親との関わりは減り、少しずつ、遊ぶ時間や、お話をする時間が減っていきます。

 

それが成長であることはわかってはいるのですが、そういったことを感じずにはいられず、涙してしまいました。

 

他に泣いているパパは誰もいなかったので、ちょっと恥ずかしかったんですけどね。

 

しかも泣いたせいで、鼻水がズボンまで落ちてしまって、妻に「汚いよー」と怒られてしまいました(笑)

 

そんな卒園式を終えて園の外に出ると、暖かな春の陽射しと、柔らかい風が包んでくれました。

 

幼稚園の前で写真を撮ったり、他のパパ友やママ友と話しながら、卒園する子供たちが楽しく遊ぶ姿を見ていました。

 

これが最後の降園で、これから皆、離れ離れになり、それぞれの道を歩いていくことを、わかっているのか、いないのか・・・

 

心から楽んでお友達と遊び、パパやママに「〇〇君が、こんなことしてるよー!」なんてことを無邪気に言ってくる我が子を見ると、少し春が嫌いになりました。

 

子供の成長を感じずにはいられない季節だからです。

 

そして春は、新しい環境に飛び込む季節です。

 

今まで仲良しだったお友達や先生と離れ、新しいお友達や先生に囲まれます。

 

「これまでの仲間たちとはお別れだけど、また、新しくて素敵な出会いが待っているはず」

本当ならこんな風に、春がもたらす独特の雰囲気を感じて、不安と期待が入り混じった明るい感情を覚えるのでしょう。

 

藤崎自身が小学校や中学校を卒業する時も、そうでした。

 

むしろ藤崎が学生だった頃は、それまでの環境に慣れ過ぎて、飽きてしまっていたような感じがあったので、新しい環境に飛び込むことへの期待の方が、はるかに大きかったと記憶しています。

 

しかし子供をもった藤崎にとって、春は不安と後ろ髪を引かれるような「悲しさ」のウエイトが多くを占めるようになりました。

 

それは藤崎がネガティブな性格だからかもしれませんね。

 

「いつまでも、このままでいて欲しい。この仲の良いお友達と先生に囲まれ、大きくならないで欲しい」

こう思わずにはいられません。

 

しかし、そういうわけにはいかないこともわかっているんですけどね。

 

だからこそ、藤崎がいつも心に留めているように、

「毎日を大切に生きていかなければいけない」

と痛感しました。

 

今日という日が過ぎ去ると、もう後戻りはできません。

 

今という時間は、取り戻せません。

 

子育ては疲れますし、イライラする方も多いと思います。

 

しかし後から自分の人生を振り返った時、今の時期は、人生で最も幸せで、充実した時間であると感じる方も多いと思います。

 

藤崎は既にそう感じているからこそ、春が嫌いになってきたのでしょうね。

 

皆さんも、日々を大切に生きてくださいね。

 

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